今夜は母も交えてちょっと美味しいものを食べようと、「嵯山」に行ってきました。ここは、西船橋に「一九」「浜寅」など複数の店舗を構える山商グループのお店です。実は先に一九を訪れたのですが、あいにく満席とのことで、以前に来たことのあるこちらに流れてきました。こちらもかなり混んでいて、通された席は3F!細い階段で2Fに上がり、さらに螺旋階段を上がったところです。飲み過ぎて足元がふらついたら危ないなーと思いつつ上がると、そこにはこじんまりと雰囲気のよい空間が広がっていました。まずは刺身5点盛りと生ビールで乾杯! 刺身はどれも新鮮で、ツマの大根などもシャキッとしています。皆でサラダ代わりにツマまで完食しちゃいました。
若鶏もも一夜干し。人気No.1メニューとのことです。お肉を一夜干しにするのって珍しいですよね。焼く前の状態を一度見てみたい気がします。味のほうは、干すことでやはり旨味が凝縮されている感じがします。食感は普通のもも肉とほとんど変わらないです。柚胡椒とよく合います。 シラスと茗荷の焼きうどん。こちらは一九にもある定番のメニューですが、かなりおすすめです。ニンニクと唐辛子が利いていて、オイルがたっぷりで、まるでペペロンチーノのようです。でもシラスと茗荷、それに大葉が加わって和のテイストもあり、よくバランスがとれています。麺は細めですが、コシがあって美味しいです。 炙り帆立のマリネと、うるいとヒラタケのおひたし。 帆立はバルサミコ酢が利いていて、白ワインによく合います。おひたしのほうは、「うるい」が食べてみたくて注文しましたが、薄味なのにだしが利いているので決して物足りないということはなく、大変絶妙で上品な味でした。思わず残った汁まで飲んじゃいました。荒削りの鰹節も良いです。「うるい」は旬の野菜です。葱に近い食感ですが、葱ほどクセや臭みがないです。 ふきのとうの天ぷら。こちらも今しか食べられない旬の素材ということで、最後に注文しました。衣が薄い分、ふきのとうのほろ苦い味をしっかりと感じることができました。また見た目にも、ふきのとうの丸い形がそのまま見えているので、よりいっそう春らしさが感じられます。 この店のもうひとつ面白いところは、帰り際に梅干しをくれるところ。よく飴とかガムをくれる店はありますが、梅干しをくれる店は他に知りません。家に帰ってからいただきましたが、これまた美味しくて、梅干しをつまみに呑み直したくなってしまいました。