「九ちゃん」「加賀屋」「参伯宴」などが並ぶ激戦区である船橋の仲通り商店街。その中でもひと際の人気を誇っているのが「一平」です。平日・休日を問わず、いつも店内には着席を待つ人がいて、週末などは外にまで行列ができることも。なので、待たずにすぐに飲みたい私達は、いつも一平の前を通りつつも、店に入ることのないまま近くの他の店に流れるのがいつものパターンです。が、しかし! この日は九ちゃんに行くために前を通りかかったところ、わずかに空席が見えるではありませんか。この貴重な機会を逃すわけにはいきません。九ちゃんごめんね、また来るからねっ。というわけで、すかさず店に入りました。まずは生ビールを注文。
奥に細長い店内は、中央が店員さんの活動スペースになっており、それを取り囲むようにぐるっと壁に沿って丸イスが並んでいます。席はひしめき合っていて、隣の人と肩が当たりそうなほどです。お手洗いは一番奥なので、もし行きたくなったら、壁伝いに「すみませ~ん」と通路を空けてもらいながら進んで行かなくてはなりません。これだけ他人と距離が近いと、もしかして恋が生まれることもあるかもしれませんね。恋とまではいかなくても、新たな出会いの場となる可能性は十分に秘めていると思います。私達のように男女二人で来ていると、なかなか他のグループの方に声をかけてもらいにくいのがちょっと残念に思えたりもします。 気になる料理のほうは、まずは牛すじ煮込み豆腐とあん肝ポン酢。牛すじ煮込みは、肉が赤くてちょっとコンビーフ風味。そこに大きな豆腐が入ってボリュームたっぷりです。それから、しめ鯖と鮪の脳天の刺身。しめ鯖は浅締めで、脳天は脂がのっていてどちらも美味しかったです。刺身のレベルはかなり高いかも。 揚げ物も注文しました。メンチカツと、鮪のほっぺたのフライ。写真はメンチカツです。大判型でかなり大きいです。鮪のほっぺたも、魚が苦手な人でも食べられそうな美味しさでした。この時点でかなりお腹いっぱいになってきましたが、周囲の人たちが食べているメニューにもかなり心惹かれるものがありました。今度真似して頼んでみよう! 最後のほうで注文した、ポテトサラダとイカの塩辛です。どちらも自家製とのことですが、特にこの塩辛が絶品でした!塩気が強くなく、柚子がきいていて思わずおかわりしたくなる感じ。
またなんとか来店して、今日食べきれなかったメニューをいただいてみたいと思います。